こんにちは。あかりです。
このブログは
・「うつ」に悩んでいる方
・「うつ」に悩んでいる方が身近にいる家族や友人、または同僚
・「うつ」ではないけど、仕事やプライベートに悩みを抱えている方
などなど、「うつ」に悩まされている方々に向けて様々な情報を発信していきたいと思い開設いたしました。
それは私が「うつ」と向き合いながら社会復帰真っ只中にいるからです。
さらに、
・この1年間で経験したうつ病との付き合い
・得られた出会いと支援
・過去の職歴(精神保健福祉士として精神科での勤務経験あり)
この3つも深く関わっています。
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【精神保健福祉士って何?】
《自己紹介》
まずは私自身の発症のきっかけと簡単な自己紹介をさせていただきます。
東京都出身の30代、あかりです。
現在の職業はある業界で営業管理職をしています。
独身(バツイチ)
働き盛りな30代、そして結婚生活の最中での発症でした。
現在は休職期間を経て時短復帰、そして結婚生活は休職中に区切りをつけることになりました。
《うつ発症のきっかけ》
さて、うつ病を発症してから約1年が経ちました。
そもそもどんなきっかけでうつ病を発症したのか。
それは、仕事のプレッシャーと夫婦関係の悪化がきっかけです。
仕事では営業部の責任者として常に仕事に追われる毎日。
創業時から会社に携わりやりがいを感じつつ事業拡大のために一心不乱に仕事をしてきました。
その当時は、私が担当する事業部の売上が減少しなんとか回復させていくため必要以上に自分に対してプレッシャーをかけていました。
一方、家庭生活では元奧さんとの関係は危機を迎えていました。色々なことが重なり元奥さんの心身の体調は崩れ別居と同居を繰り返しながら私はその看病をするために会社を休むことが増えていきました。その様々な原因を招いた一旦は私自身にもあるのですが。
この2つの両立が限界を迎えたことで体調に異変をきたすことになりました。
朝目が覚めれば会社に行かなければという焦りばかり。でも身体が思うように動かない。
行ける日もあれば行けない日もあり。
そして、会社に行けない日が増えて追い詰められていく中で様々な理由を作り自己防衛に入ろうとすることも。
たまに会社に行けても、休んでばかりいる自分はどう思われているのだろうと不安な気持ちは募るばかり。
無理に笑顔を作って空回りしていました。
そんな自分に対して自己否定をし負のループから抜け出せなくなりました。
そういった状況下で会社の代表や同僚が
「軽症なうちに心身をリフレッシュさせましょう、会社のことは一旦考えなくていいから落ち着くまで休んでください」
と声をかけてくれました。
おそらくこの声かけがなければもっと自分を追い詰めていただろうなと思います。
その後、紆余曲折あり精神科クリニックへ向かいました。
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【精神科クリニックへ行くまでの葛藤】
結果は、心因反応。
うつとは診断されませんでしたが、「抑うつ状態」「軽度から中度のうつ」
と私は認識してます。
その時の私の心境は、
「あ~終わったな」
「仕事に復帰できるんだろうか」
「ようやく安心して仕事が休める」
「会社に迷惑かけちゃうな」
「これからの人生どうなっていくんだろう」
など様々な感情が走馬灯のように駆け巡りました。
そんな不安をよそに、ドクターから言われたのは、
・仕事を休んで心身を休めること
・処方した薬を服用すること
・通院すること
この3点。あっさりとしたものでした。
《約3ヶ月の休職期間を経て》
1週間位は家の中でぼーっとしている日が続いていたと思います。
この1週間はほとんど家から出られずに何も手につかなかったしその時のことは今もよく思い出せません。
そんな中で強い不安要素が3つありました。
・仕事に復帰できるのだろうか?
・夫婦関係を継続するべきか区切りをつけるべきか?
・生活費はどうしよう?
生活費に関しては、会社が迅速な対応をしてくれたおかげで傷病手当をすぐ取得でき不安は解消できました。
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【傷病手当の申請方法と注意点】
しかし、残り2つの不安が消えることは無かったです。
こればっかりは薬を飲んでいるだけでは解決できるものではないのも理解していました。
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【薬で消えない不安を解決するためのたった1つの方法】
不安要素の1つである夫婦関係に関しては、
区切りをつけたほうがお互いのためにいいのだろう、
と体調が落ち着いてくるにつれ考えるようになりました。
元奧さんも私以上に葛藤があり同じような考えを持っていたようです。
このブログで詳細は割愛させてもらいますが、別れ際には握手をしてお互いの前向きな人生を祈る、そんな別れでした。
区切りをつけてみて出てきた感情。
ホッとした、これが正直な感想です。
しかし時間が経つにつれ孤独感、虚無感、などの感情が入り混じり、しばらくは感情の整理がつかず苦しい時期が続きました。
この感情が通常の感情なのか、うつによる症状なのかも区別がつかずに。
今は色んな方との関わりや支援の中で1人の生活を楽しめるまでに回復しています。
そして、残り1つの仕事のこと。
これに関しては現在進行形でうつと向き合いながら奮闘しているところです。
休職前に働いていた時が100だったとしたら現在は30くらいでしょうか。
これからさらに回復していくための活動を継続していく必要があります。
でも不思議と今現在の仕事に満足できている自分がいます。
なぜそう思えているのか?
ここに辿りつくまでは当然葛藤がありました。
長くなってしまうので別の機会でブログに書いていこうと思いますが、
一言でいうと、こだわりがなくなった。ということです。
《ブログを通して》
今は気持ちに余裕が出てきたことで、様々な興味が取り戻せています。
新しいコミュニティーへの参加や今までにやってきた趣味への回帰。
うつの症状がありつつも充実した日々が送れていると感じています。
気持ちに余裕が出てきたことで
・今後何をしていこう?
・どんな人生を送りたいのだろう?
そう自分に問いかける機会が増えました。
その時に出てきた1つに
「今の状況をブログで発信し自分と同じような境遇で苦しんでいる人たちの一助になりたい、
そして考えていることをブログに落とし込み振り返ることで私自身の回復にもつなげていきたい」
と考えるようになりました。
実際に私自身が、
今に至るまでにブログ、SNS、当事者会を通して孤独感が拭えたり、うつに向き合う勇気をもらえました。
私自身も何か貢献できるのではないか?そう考えられるようになりました。
私の強みは、
・うつと向き合いながら会社復帰の現在進行形である
・一定の実績を持った30代ビジネスマンである(自分で言うのは憚りますが。。)
・精神保健福祉士として、精神科での正職員としての経験と実績、福祉施設でのバイト経験、20代から今現在も継続して いる福祉施設でのボランティア経験など、医療福祉業界での見聞がある
この3つがあります。
色んなブログを覗きましたが私のような毛色の方はいないのかなと。
その視点からブログを見てくださった方にお伝えできることがあると思っています。
もちろん私自身が回復してきた過程や過去に経験した精神保健福祉業界で得た知識が、
万人に通用することではないことも分かっているので、
参考程度としてもらえるといいのかなと思います。
※このブログを開設するにあたり、会社には、うつ病の理解を持って接してもらっていることへの感謝を、元奥さんには、いい形で区切りをつけることが出来たことへの感謝を、そして家族と友人にはいつも通りに接してくれていることへの感謝を、この場をお借りしてお伝えしたいと思います。本当にありがとうございます。